2022年11月5日(土)6日(日)
銕仙会能楽研修所
作:三島由紀夫
演出・美術:篠本賢一
出演:篠本賢一(ルネ)
坂本容志枝(モントルイユ夫人)
花柳妙千鶴(シミアーヌ男爵夫人)
神保麻奈(サン・フォン伯爵夫人)
杉村誠子(アンヌ)
道場真里(シャルロット)
音楽:多田彩子(二十五絃箏)
音楽監修:本間貴士
照明:高良康成
衣装:細田ひな子
舞台監督:田中新一
チラシ写真・舞台写真:宮内勝
チラシデザイン:Nono-type
舞台映像:観劇三昧舞台撮影所
協力:山中湖文学の森 三島由紀夫文学館 (有)創新企画 THEATRE-THEATER アトリエそら 西村高夫 鵜沢久 湯原摩子
企画:プロジェクト榮 主催・制作 一般社団法人遊戯空間
文化庁「ARTS for the future!2」補助対象事業
※喜多村千尋は体調不良により降板しました。
★「テアトロ」誌 2023年2月号にて「2022年の演劇」ベスト5に選ばれました。
これは、18世紀のフランス革命前後、サド侯爵を取り巻く6人の女性によって繰り広げられる言葉、言葉、言葉の劇である。昨年、その圧倒的な言葉の四海を能舞台という何もない空間で再現しようと試みた時、あたかもそれは見渡す限り群青の水平世界をゴムボートで漂流するかのような孤独に見舞われたのだった。冒険者は生死をかけた挑戦を繰り返すという。昨年に続く今回の再演は、そういった演者の快楽が潜んでいることは否定できない。能舞台は、命の燃焼を目撃する場だと常日頃考えている。見所(客席)からの眼差しが舞台上の役者らに注がれた時、私たちの「現代能」が産声を上げる。 篠本賢一(チラシより)